現在、インプラント治療は、歯を失った人に歯を入れる治療方法の第一選択です。チタンの棒を顎骨内に入れ、骨との結合を待った後、被せものを作成していきます。10年後の成績を比較しても、インプラントは他の欠損補綴方法(ブリッジや入れ歯)より優れているというデータが、統計学的な論文として発表されています。
インプラントは当院の代表的な治療になっております、噛みづらい方や、歯を失ってお困りの方はどうぞ遠慮なくご相談ください。
い
逆に欠点は、
1. 健康保険が効かないので高い?
2.治療期間が長くかかる(インプラントが骨と結合するまで待たなければなりません)
但し、インプラントは長期的成績が良いですので、ブリッジや入れ歯と比較して、
<一日の使用料>に換算すれば、インプラントは安い!!ということになるのではないでしょうか。
治療概要
まずはむし歯、歯周病を治療しお口の中のばい菌をしっかりコントロールします。
術前検査(レントゲン、CTスキャン、模型採得、口腔内写真など)を行い、確実なインプラント治療計画を作成します。特にCTスキャンにより、今までよりもさらに確実な診断の下、安全?安心なインプラント治療が出来るようになりました。
患者さんに治療計画を説明し、同意を得たらインプラント治療スタートとなります。
治療順番
はぐきを最小限切開し、穴をあけて、インプラントを埋入します。
この状態で3~4か月待ちます(インプラントと骨が結合するのを待つのです)。
後は歯茎からインプラントを出す簡単な二次手術を行い、上部構造(被せもの)を作成していきます。
インプラント治療後の注意事項
人体で最も過酷な環境であるお口の中で、人工物であるインプラントを長期に渡り維持していくには、日々のプラークコントロール(清掃)が欠かせません。また、定期的に歯科医院に来ていただき、インプラントのチェックとプロによる清掃&清掃指導を受けることが大切です。当院では、インプラント体に10年、上部構造(被せもの)に5年の保証期間を設けていますが、メンテナンスに来院しない方や、喫煙者の方は対象外となりますのでご注意ください。
インプラントQ&A
インプラントは従来の方法とどのように違いますか?
インプラントには、従来の入れ歯のようにアクリル系やプラスチックの床、あるいは残っている歯に引っかける 止め金は必要ないので、口の中がスッキリとし、本来の自然な運動が甦ります。 また、製作された人工の歯もぴったりと固定されますので、固いものでも楽に食べられるようになります。
インプラントして身体に影響はありませんか?
当院で治療に使用しておりますインプラントの表面に使われております材料は、ハイドロキシアパタイトと呼ばれ、顎(あご)の中で積極的に骨と結合しようとする生体活性材料です。 生体になじみやすく、身体には全く影響はございません。
インプラントは、どのくらいもちますか?
インプラント自体を材質的に考えると半永久的なものです。しかし、実際に考えなければならないことは、 生体との調和です。したがってその寿命は、患者様のお口のお手入れによって決まります。 天然歯と同様に、手入れが悪ければインプラントの寿命も短くなります。治療後の口腔衛生管理は とても大切ですので、口腔ケアの指導に従ってお手入れ法を学んで下さい。
インプラント手術時は、痛くないでしょうか?どれくらい時間がかかりますか?
インプラントを顎(あご)の骨に植える手術は、麻酔をして行いますから、痛みは心配ありません。 インプラントの手術は、綿密な計画の下に行われますので、手術時間の概要については事前の診査診断により決定されます。インプラントを植立する場所、本数、その他の要因により手術時間が異なりますので、 詳しくはご相談ください。
インプラントにするとどのようなメリットがありますか?
メリット①
歯が1本抜けている場合、従来の治療法では両側の歯を削り、ブリッジという方法がとられていました。しかし、インプラントなら抜けた部分のみにインプラントを行うことができるので、他の歯を削る必要はありません。
メリット②
たくさんの歯が抜けている場合、従来のブリッジなら残っている歯だけで、かむ力を支えなければなりません。このかむ力はとても大きなものです。インプラントにすると、本来の歯数のバランスがとれますので、咬合力(かむ力)による負担が少なくなります。
メリット③
奥歯が抜けている場合、従来の方法では、取り外しする入れ歯でしたが、インプラントにすると、取り外さないですむブリッジが入れられますから、しっかりと固定され、安心して食事ができます。
年齢その他で、インプラントができない場合がありますか?
インプラントは、体調に問題がなければ、若い人から高齢の方まで治療を受けることができます。高齢で顎(あご)の骨の少ない方は、特別な方法でインプラントをすることもできますので、ご相談ください。
インプラント治療後に他の歯が悪くなった場合は、やり直さなければならないのですか?
たとえ周りの歯が悪くなって抜けてしまっても、その部分に新しくインプラントを植立し、上部に装着する人工の歯を追加することで、再び本来の機能や美しさを回復できます。
何回も通院が必要ですか?
インプラントを顎(あご)の骨に植え込む1次手術と、インプラントが顎(あご)の骨と生着した後にインプラント用の人工歯を取り付ける支台を装着する2次手術、そして歯列の型を採る印象採得、その模型を用いて製作したインプラント用人工歯の装着、その他などで最低でも6~8回の通院が必要です。また、1次手術から最終人工歯の装着までの期間は、年齢、口腔状態により個人差(約4カ月~1年半位)がありますので、担当医師の説明をよく聞いて下さい。
インプラントを入れたら、歯科医院へ行かなくても良いでしょうか?
人間の体は年齢とともに変化してゆきますから、インプラントも定期的に調整する必要があります。定期検診で適切な処置をしておくことが、インプラントの寿命を延ばすことにつながります。
インプラント治療後のお口のお手入れは特別な方法が必要ですか?
天然の歯とインプラントの形態は同じではありません。そこで歯ブラシだけでなく、インプラントの形態に合わせた補助清掃器具を使用する必要があります。
担当医師や歯科衛生士から教えられた清掃方法で、毎日必ずお口の中を清掃して下さい。
インプラントの費用は?
インプラントの治療費は、手術料とインプラントの材料費、インプラントに装着する義歯の費用の合計です。担当医師の説明をよく聞いた上で、お支払方法を含めよくご相談下さい。
当院での実際の症例
[症例1]
下あごの奥歯のインプラントは一番オーソドックスなケースです。
[症例2]
下あごの奥歯のインプラントは一番オーソドックスなケースです。
[症例3]
上あごの奥歯では、骨の量が少ないため、上顎洞という空洞を拳上する特殊な処置が必要なケースが多くなります。
[症例4]
特に前歯部では、抜歯した直後にインプラントを埋入する<抜歯即時埋入>という手法を用いることが多くなります。
[症例5]
多数の奥歯を失い、一昔前なら入れ歯しか方法がなかった状態でも、インプラントを用いることにより、審美的で機能的な回復が可能になりました。
[症例6]
数本のインプラントを固定源に用いた、インプラント義歯も、お年寄りを中心に大変好評をいただいております。
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